バイクでも飲酒運転は絶対にダメ!

飲酒運転の様々なリスク

飲酒運転には、多くの人が想像している以上の数のリスクがあります。
まずは、当然ですが事故のリスクです。
アルコールの摂取は人間の脳の機能を低下させることは、ほとんどの人が知っていることです。
とっさの判断力や集中力、注意力を奪われた結果、予想もしていなかった形で事故を起こすライダーはたくさんいます。
死亡事故も当然多いですが、車のように、エアバックや車体が体を守ってくれないバイクの事故では、多くの人が重大な後遺症を残しています。

また、他人を巻き込む事故だとさらに厄介です。
自分のケガの医療費や保険なども考えなければいけないのに、その事故が自分の過失となってしまったら、相手の経済的な援助もしなければいけなくなります。
多大なお金を失うことはもちろん、多くのペーパーワークや事務手続きで忙殺されることになるでしょう。

悲劇はさらに広がります。
ただの事故ならその事故に関してのみ処理すれば済む話ですが、飲酒運転となると話は変わります。
飲酒運転は立派な犯罪行為ですから、警察に正式に飲酒がバレた場合あなたは犯罪者となり、警察や司法機関の書類に犯罪者として一生名前を残すこととなります。

その結果何が起こるかと言うと、まず今の仕事は解雇になるかもしれません。
そして新しい仕事を始めようにも、犯罪歴が残ってしまっているため再就職は圧倒的に不利になります。
飲酒運転を犯すような無責任な人材は、どこの企業だって欲しくありません。
飲酒運転は、自身の将来を圧倒的に厳しいものにしてしまうのです。

金銭面の話をすると、バイクの修理代も馬鹿にならないでしょう。
飲酒運転の場合、ほとんどの保険会社では車両保険を受けることができません。
バイクの修理代は全て自己負担になるのです。
職を失い、自分と他人の医療費を負担し、慰謝料を払い、バイクの修理も全額負担、となる可能性が大いにあり、経済的にはマイナスでしかありません。

飲酒運転に課せられる罰則とは

飲酒運転には、酒気帯び運転と酒酔い運転の2種類があります。
酒気帯び運転の場合の行政罰は、最低でも90日間の免許停止処分、重くなると免許取り消し処分2年以上の欠格期間が課せられます。
酒酔い運転の場合は、免許取り消し処分と3年以上の欠格期間となります。
刑事罰だと、酒気帯び運転の場合は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金、酒酔い運転は5年以下の懲役又は100万円以下の罰金が課せられます。

慰謝料、医療費、修理代を払った上でさらに罰金となると、少なくとも一時的な破産は免れないでしょう。
ここまでのリスクがあることを、世のライダーに認識しておいてもらいたいものです。
飲酒運転はしない・させないという意識が大事なのです。

関連記事