一時停止の重要性とは

原則として一時停止の状態というのは、車両が停止線の直前で完全に停止していることを指します。
これは決してバイクに限ったことではなく、自動車でも同じことです。
バイクに関していえば、違反すると自動二輪は6000円、原付では5000円の罰金に加え、反則点数2点が引かれてしまいます。

一時停止を正しくしないことによってどんな危険があるのでしょうか?
一時停止を曖昧にして、速い速度で交差点に侵入することにより、出会い頭の事故が多くなります。
また歩行者や自転車が見つけにくくなるでしょう。
交差点の事故が多いことから一時停止の取り締まりをしているのです。

正しい一時停止とは

完全に停止しているという表現が非常に曖昧で、実際停止場所や停止時間について明確に決められていないようです。
停止位置に関しては、バイクの前輪が停止線を越えない位置が好ましいでしょう。
また手前すぎる位置で停止すると安全確認ができていないとみなされ、検挙される可能性があります。

停止時間については目安として教習所で3秒間の停止と教えられた方が多いのではないでしょうか。
あくまで目安ですが、停止して左右の安全確認がおこなえる時間として覚えておくと良いですね。
これらのことから、停止線の直前で停止し、左右を確認した後にさらに徐行して左右の確認をおこなうのが正しい一時停止の方法といえるでしょう。

一時停止時の足の接地について

違反の理由として、一時停止時に足が地面に接地していなかったと言われるというのは、必ずしもそれだけが違反の基準ではないと考えられます。
さらに言えば両足が接地していることと言われていることについては間違いといえるでしょう。

例えばマニュアルのバイクの場合、右足でリヤブレーキのブレーキペダルを操作します。
両足の接地が条件となるのであれば、ブレーキを踏んでいない状態になりますよね。
フロントブレーキのレバーで停車をするという意見もありますが、平坦な道路であれば可能かもしれません。

しかし坂道発進となる場合ではどうでしょうか。
かなり難しい操作となり、逆に事故につながってしまうかもしれません。
教習所でも左足は地面において、右足はリアブレーキに置くと教えられているでしょう。

警察へのアピール

足の接地が基準ではないとすると警察はどんなところを見て判断しているのでしょうか。
これもやはり完全に停止しているかが重要となります。

完全に停止できるのであれば両足がステップに乗っていても問題ありませんし、検挙の対象とはなりません。
しかし確かに止まったと警察にアピールするという点では、片足でも付いておいた方が確実ですよね。
反対に片足とつけたといって、すぐに蹴りだすような仕草が見られれば、検挙の対象となってしまうかもしれないので、注意が必要です。

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