トラックの事情も理解しよう
バイクとトラックはその大きさや目線の違いから事故が多い組合わせの一つではないでしょうか。
小さな車体で身軽なバイクから見れば、トラックは前方の視界がふさがれる、幅があるのですり抜けがしにくい、加速・減速ともに遅いなどと感じるかもしれません。
しかしあまりにも違いのある2つでは状況が分からない部分も多いと考えられます。
例としてトラックが遅いと感じるのには、急停止を避けて積載物を崩さないようにしている、加速・減速の繰り返しで無駄な燃料を使いたくないなどきちんと理由があって走行しているのです。
単に遅いということだけでなく、トラックにはトラックの事情があることを頭に入れておきましょう。
交差点は特に注意が必要
大きなトラックにとって最も注意したいポイントの一つが交差点です。
大型トラックでは右左折時に後輪よりも後ろの車体がより外側に膨らむリヤオーバーリングという現象が起こります。
トラックが曲がったからとすぐ後ろを通過しようとすると接触してしまうかもしれません。
またトラックに限らず、渋滞しているときには4輪車は交差点に侵入せずに右折車に譲る場面が多くあります。
そんな時にバイクなら通れるからと交差点に進入すると、右折してきた自動車と接触してしまうかもしれません。
交差点は多くの危険があることを認識しておきたいですね。
トップケースの落とし穴
最近ではヘルメットやちょっとした荷物を収納するために便利なアイテムとして、トップケースを取り付ける方が増えています。
ライダーにとっては便利なものですが、こればが意外な落とし穴となっている場合があります。
車体の後方に取り付けるトップケースですが、その取付位置によってはストップランプ、テールランプが見えづらくなっている可能性があります。
後部座席を確保するためになるべく後ろに取り付けることによって、運転席が高さのあるトラックからはランプの確認ができない場合もあります。
またサイドバッグなどもウインカーを見えにくくしているかもしれません。
使用している方は一度確認してみると良いでしょう。
トラックのドライバーに存在をアピール
トラックのドライバーから見ると意外とバイクの存在は分からないものです。
例えば高速道路でよく見かける、渋滞で止まっている車も間をハザードを出してすり抜けていく行為ですが、ハザードを出していれば気づくだろうというのは間違いです。
トラックからはほとんど見えておらず、突然現れたように見えています。
また後方からの見え方にも気を付けたいところです。
後方からは意外に見えていないことも多く、存在が分からず自己につながってしまうこともあります。
原因にはテールランプやストップランプが切れていたりしているの気づいていないことが考えられます。
普段から点検の忘れてはいけませんね。