出会い頭の事故とはどんなものか
道路は常に見通しが良いわけではなく、時には狭くて入り組んだような道を通ることもあるでしょう。
バイクにおいては一番起こりやすい事故として出会い頭の事故が挙げられます。
交差点での発生が多く、死亡事故につながるケースが多いのが特徴です。
出会い頭というのは、交差点など多方向から侵入できる場所で起こり、それぞれ違う方向から侵入してきた者同士がぶつかってしまう事故です。
相手は同じバイクだけでなく、自動車や自転車、歩行者をさまざまな場合があります。
信号のない見通しが悪い交差点で起こることが多く、双方か片方が安全確認を怠ることで起きることが多いようです。
出会い頭事故の原因とは
出会い頭での事故が起きる原因として考えられるのは主に3つあります。
まず自分が優先だという思い込みです。
同じような道路幅で同じような交通量である場合、どちらが優先道路か判断するのは難しいですよね。
相手が止まってくれるだろうという考えも合わさって、自分が優先だと考えがちな場合が多いです。
また認知ミスも起こりやすいでしょう。
慣れている道路であったりすると、ついカーブミラーの確認や自転車や歩行者などを見落としがちになります。
なかでも一番大きな原因と考えられるのは標識の見落としです。
止まれの標識を見落として交差点に侵入してしまったり、一時停止線を見落として交差点の直前での停止などで衝突してしまうなど、大きな要因といえるでしょう。
出会い頭事故での過失割合は
出会い頭の事故では優先道路を走行していた方が過失は小さくなりますが、優先度道路を通っていたとしてもスピード違反をしていれば割合は大きくなります。
信号無視などが原因と考えられる場合は信号無視をしていた側が100%の過失となる可能性も考えられます。
また歩行者や自転車が相手の場合はバイクの方が立場が強いとみられるため割合は大きくなります。
どんな状況にしても交通ルールを守って、注意しながらの走行が求められるでしょう。
出会い頭の事故を防ぐには
事故の原因からも分かるように、優先道路だから相手側が止まるだろうといった思い込みは危険です。
走り慣れている道路や交通量の少ない道路でも油断せず、一時停止や止まれの標識にはしっかりと従いましょう。
その際も左右の確認はしっかりとおこないます。
自動車が来るかもしれない、自転車や歩行者が飛び出してくるかもしれないという考えを持って、安全確認をしてから交差点に進入します。
夕方で暗くなりかけてきた頃にはヘッドライトを早めに点灯させるのも効果的です。
自分の存在をアピールできるので歩行者の飛び出し防止にも役立つでしょう。
また急いでいると標識を見逃したり、思い込みで走行してしまったり、スピードを出しすぎてしまったりしがちです。
ちょっとしたことが大きな事故につながりますので常に余裕を持った運転を心がけることも大切です。